小フーガ ト短調を弾く

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基本テクニック

このページではバッハの[フーガト短調]を題材にスライド、ハンマリングオン、プリングオフ、ベンディング、ビブラートなどのギターソロなどで必ず使う基本的なテクニックを解説しています。

スライド


スライドとは指定された音から指定された次の音へ指を滑らせて移動するフィンガリングテクニックです。
グリッサンドも同様に指を滑らせるテクニックなのですが移動元の音、もしくは移動先の音が指定されていない場合を指します。 どちらも指を滑らせるフィンガリングテクニックですのでスコアによってはグリスもスライドと表示されています。 スコアはバッハのフーガ・ト短調の始まりの部分です。スライドとグリス以外のテクニックは使われていないのでまずは曲と指使いをおぼえてしまいましょう。

ハンマリングオン/プリングオフ


ハンマリングとは弦を叩いて音を出すテクニックの事でプリングオフとは弦を指先で引っ掻く様に弾くテクニックです。
どちらもフィンガリングのみで音を出すテクニックでピッキングを行い音を出す場合と比べ滑らかな音を出す事ができます。 テクニックとしてのコツは指の力のみ叩き(ハンマリング・オン)、指先で引っ掻く(プリング・オフ)という事です。 引っかくと言っても爪を使うわけではなく指先を使います。
スライド、ハンマリングオン、プリングオフを組み合わせピッキングせずにフレーズを奏でる事を「レガートプレイ」などと呼ばれますが指の力だけで弾くため「演奏体力」が求められるのでしっかりと練習しておきましょう。
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チョーキング&ビブラート


チョーキングとは英語ではベンド、ベンディングと呼び、弦をフレットに添って持ち上げて(低音弦の場合は下げて)音を高くするテクニックです。
「C」と表記されている場合は音を1音高くするという意味でギターで説明するとフレット2つ分音を高くします。
「H.C(ハーフ・チョーキング)」と指定されている場合は半音つまりフレット1つ分音を持ち上げます。 ブルースなどで使われる「Q.C(クオーター・チョーキング)」は4分の1音持ち上げるという意味ですが全てが正確に4分の1音という訳ではなく微妙なニュアンスな事が多いのでコピーなどをする場合、よく音を聴いておきましょう。
「U」はチョークアップした状態でピッキングするという記号で「D」はチョークアップした弦をもとの音に戻すという意味です。
テクニックとしてのコツは弦を指の力で持ち上げるのではなく手首をグッと前へ突き出す様に使い、手の甲で持ち上げる様にしましょう。
またチョーキングした音をしっかり把握する必要があります。なんだか音痴だなと感じた時は1音チョーキングの場合、2フレット先の音を出して耳のチューニングをしましょう。
ビブラートとは音に揺れを持たせるテクニックの事でチョーキングと同じ要領で弦を持ち上げるもとに戻すという動きを繰り返します。 音の揺れ幅は小さくてもかまわないのですが楽曲によっては大きな揺れのゆったりとしたビブラートが求められる場合もあります。

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