24のカプリース
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ニコロ・パガニーニ|24の奇想曲 第24番
ニコロ・パガニーニは超絶技巧を持つヴァイオリン奏者として有名ですが、その彼が作曲した24の奇想曲(カプリース)もまた非常にテクニカルな構成になっています。24の奇想曲の中でも24番は特に有名で多くの演奏者や作曲家に編曲されています 。そのためか24番を24の奇想曲の「主題」と呼んだりするそうです。
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24の奇想曲演奏ポイント
テンポが非常に速くスウィープピッキングやオクターブ奏法、またライトハンド奏法など様々なテクニックを駆使して演奏する必要があるのですがこの曲は短い曲の集合体と考える事ができるので 初心者の方は弾けそうな部分から練習することをお勧めします。 段落ごとにリハーサルマークを付けていますので各部分別で解説します。[A]ポイント
オルタネイトピッキングを崩さないように演奏します。そのため休符部分ではしっかりと空ピッキングを行う必要があります。[B]ポイント
全てスウィープピッキングで演奏します。各小節の頭にある小さな16部音符は装飾音符と呼びできるだけ短く弾きましょう。[C]ポイント
オルタネイトピッキングで演奏します。毎日の運指トレーニングとしても使えます。[D]ポイント
オクターブ奏法で演奏します。ピッキングを行う時、余計な音が出ないよう左手でしっかりとミュートをしなければなりません。 また出来る限りなめらかに演奏しましょう。[H]ポイント
運指はそれほど難しくありませんが左手と右手のタイミングがバラバラにならないよう注意して下さい。[I]ポイント
[I]ではひたすらコードチェンジを行います。手の小さい方にはポジション的に辛い箇所もありますがその場合はベース音を省略してください。[J]ポイント
ヴァイオリンのピチカート(ギターで言えばプリング・オフ)をブリッジ・ミュートで再現しているため[J]ではほとんどがミュート箇所になっています。ミュート箇所はピッチが狂わない程度にしっかりとミュートをし音の余韻が残らない様にしましょう。
[L]ポイント
ダブルストップとスウィープピッキングの連続です。ここは24フレットまで使います。スウィープピッキングの箇所はスライドとライトハンド奏法を駆使する必要がありますがスウィープピッキングができる方はパターンさえ覚えてしまえばそれほど苦労はしないと思います。
問題はダブルストップの部分です。素早くコードチェンジを行いつつ余計な音を出さないようにミュートをしなければなりません。
難しいようであれば下の画像のように16部音符の表拍をベースラインのみを弾いて下さい(×部分を省略)。