メロディックマイナースケール

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最短で全ポジションを把握する

メロディックマイナーの音程や理論についての解説については [音楽理論]マイナースケール を参照してください。
このページではメロディックスケールの覚え方と弾き方についてタブ譜とダイアグラムを使い解説します。

ジャズを弾きたいんだという人にはとても重要なのがこのメロディックマイナースケールです。
本来メロディックマイナースケールは音が上昇する時と下降する時では音階が変更しますが(上昇時はメロディックマイナースケール、下降時はナチュラルマイナースケール) このページでは上昇も下降もメロディックマイナースケールのみを使用します。 一番下に上昇時と下降時で音階が変わるメロディックマイナースケールのタブ譜を掲載していますので本来のメロディックマイナーにも触れておいてください。 メロディックマイナースケールはメジャースケールの第3音を半音下げた音階ですので比較的覚えやすいと思います。

最初から16分のリズムで弾く必要はないのでゆっくりと練習しましょう。

ボックスポジション


第1のポジションは小指からスタートするパターンです。
2フレットを人差し指、3フレットを中指、4フレットを薬指,5フレットと6フレットを小指で対応します。
4弦を弾く時に大きく指を広げるストレッチフィンガリングですのでしっかりと練習してください。


6弦5フレットを人差し指で押さえてスタートします。
5フレットを人差し指、6フレットを中指、7フレットを薬指8フレット、9フレットを小指で対応します。
5弦から4弦へ、または4弦から5弦のポジションへ移動する際に小指と中指を大きく広げる必要がありますが、横移動をしないボックスポジションでは4弦6フレットは必ず中指で押さえます。
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4弦7フレットを人差し指で押さえてスタートします。
7フレットを人差し指、8フレットを中指、9フレットを薬指、10、11フレットを小指で対応します。
他のポジションよりも弾きやすいので初心者はこのポジションから覚えるのも良いかと思います。


小指で5弦12フレットを押さえてスタートします。
8フレット、9フレットを人差し指で、10フレットを中指で11フレットは薬指、12フレットフレットを小指で押さえます。
ストレッチするのが人差し指のみなので弾きやすいポジションであると言えます。


5弦12フレットを人差し指からスタートします。
小指のみをストレッチするパターンで、12フレットを人差し指、13フレットを中指、14フレットを薬指、15、16フレットを小指で対応します。
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上昇と下降で変わるパターン


本来、メロディックマイナーとは音が上昇する場合はメロディックマイナースケールを音が下降する場合はナチュラルマイナースケールを使用します。
なぜならばメロディックマイナースケールはメジャースケールの第3音を半音下げただけのスケールですので第1音から下降するとメジャースケールとの違いがわかりづらいという欠点?があります。 これを解決するために上昇と下降で違う音を使用するのですがこれに関しては上昇と下降で別のスケールを使う必要はないじゃないかと考える人もいます。
こういった理由から上昇と下降で音階が変わらないメロディックマイナースケールを「ジャズ・メロディックマイナー」、上昇と下降で音階を変える場合を「メロディックマイナー」と区別する呼び方もあります。
しかし、上昇と下降で音階を変えてしまうと混乱しがちなので最初はポジション1から5の音階を変えない「ジャズ・メロディックマイナー」スケールをマスターしてください。


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